NCPS95(97)(2K)ユーザーへのお知ら せ
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NCPS95(97)(2K)に対するフォロー、サポートは原則としてこ こで行ないます。
目次 [NCPS2Kとは(特徴など)]
  1. 先頭
  2. お知らせ(NCPS2K配布情報)
  3. NCPS2K用CD‐Rを配布
  4. CD‐Rの収録形式について
  5. 保守情報
  6. 過去の配布記録
  7. 遷移金属に対するPCC(部分内殻補正)に ついて
  8. 追加された擬ポテンシャルデータについて
  9. データーベースNCPS2Kの使い方
  10. 過去のお知らせ(NCPS97、2K等配布 情報)

【お知らせ+感謝】

(謝意)これまで、CD‐Rを受け取ってくれた方々 にこの場を借りて深く深く感謝する次第です。

(5/14、2021)Pd擬ポテンシャルデータの誤りに関しては、深刻(致命的)でないと判断。より正しい(妥当)な擬ポテンシャルを作成・検証中。

(2/26、2021)Pd擬ポテンシャルデータに誤りがある可能性あり。現在、検証中。

(2/25、2021)H,Neの擬波動関数データに誤りがあり、修正。

(2/24、2021)Clの擬波動関数データに誤りがあり、修正。

(9/14、2020)Caの擬波動関数データに誤りがあり、修正。

(3/11、2020)一昨日新たに、In, Snの擬波動関数データを作成。

(12/27、2018)擬波動関数のデータ(tar+gzipによる圧縮)を昨日、掲載する。当該データ:[psw_122618.tar.gz](バイナリデータ、tar+gzip、423 kb)[無保証]。対象となる元素は、Sc, Ni(MJW), Ag, Cd, Ge, P, Re(PZ), H, Li, K, Rb, Cs, F, Cl, Br, I, He, Ne(No_pcc,pcc), Ar(No_pcc,pcc), Kr(No_pcc,pcc), and Xe(No_pcc,pcc)のs, p, dの各擬波動関数のデータ。書き込み形式は、"WRITE (15,*) MESH,NMES,DX,RAD,WFS,WFP,WFD"による。"MJW", "PZ"は、交換相関項の形式(これら以外は全て、"Wigner"形式)。"(No_pcc,pcc)"は、PCC(部分内殻補正)を非考慮、考慮両方を収録したことを示す。

(12/28、2017)擬波動関数のデータ(tar+gzipによる圧縮)を昨日、掲載する。当該データ:[psw_122717.tar.gz](バイナリデータ、tar+gzip、160 kb)[無保証]。対象となる元素は、Bi, Cr,Be, Ca, Sr, Hf, Ir, Pt, Au, and Poのs, p, dの各擬波動関数のデータ。書き込み形式は、"WRITE (15,*) MESH,NMES,DX,RAD,WFS,WFP,WFD"による。

(12/27、2017)昨日新たに、Be, Ca, Sr, Hf, Ir, Pt, Au, Po(いずれも、s, p and d)の擬波動関数データを作成。

(12/5、2017)新たに、Cr, Bi(いずれも、s, p and d)の擬波動関数データを作成。

(1/4、2017)硫黄(S)のTM型擬ポテンシャルを作成[無保証]。[公開]しました(uploadは12/28、2016)。

(1/4、2017)擬波動関数のデータ(tar+gzipによる圧縮)を掲載す る。当該データ:[psw_122816.tar.gz] (バイナリデータ、tar+gzip、252 kb)[無保証]。対象となる元素は、Ga, Ta, Zr, V, Zn, Mo, W, Tl, Se, Ru, Rh, Tc, Os, Pd, Pb, and Nbのs, p, dの 各擬波動関数のデータ。書き込み形式は、"WRITE (15,*) MESH,NMES,DX,RAD,WFS,WFP,WFD"による(uploadは12/28、2016)。

(2/29、2016)Mn(PCC非対応)の擬ポテンシャルデータにおいて、 1.00 0.50 0.50に対応するのは、MNKBB.DAT(ご指摘に深く感謝)。MNKBA.DAT は、比較用(1.75 0.75 0.50で作成。正しい結果を与えない可能性あり)。

(2/16、2016)データの収録内容に関して、 誤解を与えるものが存在することが判明しました(ご指摘に深く感謝)。
Ar,Ar_pcc,Ba_pcc,Ca,Ca_3p,Kr,Kr_3d,Mg_pcc,Ne,Rn_5d,Rn_pcc,S,S_TM,Sr_4p,Xe,Xe_4d (各ディレクトリ名)にある擬ポテンシャルのデータ形式は、s,p,dが non-local(非局所)となっています。例として、Neでは、NETMKB.DATの他に、 NETMD.DATというデータがありますが、これは使用されません(必要でないデー タ)。NETMKB.DATだけで完結しています(s,p,dの非局所擬ポテンシャルデー タからなる。局所項は、筆者の場合は別途バンド計算プログラム内で計算)。
上記指摘の元素以でも、CUD.DAT(Cuの場合)のようにゼロバイトデータと して存在する場合があります(これはダミーです)。
s,p,d(non-local)、s,p(non-local)の判別法については、例として NETMKB.DAT冒頭の数値を以下に示す。

  421  0    1.0416666666667D-02   -2.8163871763294   -3.3810025390407
  -0.46403666724182    1.1968402202890D-04    1.2348320071129D-04    1.27402978
27076D-04
    1.3144718292661D-04    1.3561976441886D-04    1.3992479786574D-04
上記の、"1.0416666666667D-02"と、"1.1968402202890D-04"(動径方向メッ シュの最初の値)の間にある数値の数で判定できる。数値の数が3つの場合は、 s,p,d(non-local)であり、2つの場合は、s,p(non-local)である。これは、他 の元素の場合でも同様である。

(5/19、2015)擬波動関数のデータ(tar+gzipによる圧縮)を掲載 する。当該データ:[psw_051815.tar.gz] (バイナリデータ、tar+gzip、201.4 kb)[無保証]。対象となる元素は、 Al,As,B,Co,Cu,Mg,N,O,Sb,Si,Te,Tiのs, p, dの各擬波動関数のデータ。書き 込み形式は、"WRITE (15,*) MESH,NMES,DX,RAD,WFS,WFP,WFD"による。
(6/25、2015)更に別途、C,Yの擬波動関数データを作成(未公開)。
(7/22、2015)更に別途、Mnの擬波動関数データを作成(未公開)。
(12/17、2015)擬波動関数のデータ(tar+gzipによる圧縮): [psw_121715.tar.gz] (バイナリデータ、tar+gzip、716.8 kb ⇒ 283.4 kb[1/4, 2017])[無保証]。対象となる元素は、 Al,As,B,Co,C,Cu,Fe,Mg,Mn,N,O,Sb,Si,S,Te,Ti,Yのs, p, dの各擬波動関数の データ。書き込み形式は、"WRITE (15,*) MESH,NMES,DX,RAD,WFS,WFP,WFD"に よる。

(3/12、2015)改良したMg(pcc版、TM型)の擬ポテンシャルを作 成、[公開]しました。この擬ポテンシャルの使用で、 TiN(001)/MgO(001)界面の格子不整合が3.7%から1.4%に改善します。

(7/1、2013)燐のTM型の擬ポテンシャルを作成、[公開]しました。
(5/31、2013)現在、燐に関してTM型の擬ポテンシャルを作成中。

(2/20、2013)Mg(pcc版)において、フェルミレベルより約15 eV 上にゴーストバンドが存在することが判明しました。フェルミレベルより1 Ry 以上も高い空の(ゴースト)バンドなので計算に影響を与える可能性は低いで す。現在、ゴーストのないより正確な擬ポテンシャルを作成中です。

(7/3、2012)W(pcc考慮版)の擬ポテンシャルを修正しました。従 来のものは、フェルミレベルから、10 eV程上にghostバンドが存在しました (末原さんのご指摘に深く感謝)が、それを出ないようにしました。平衡格子 定数は、3.19 Å(LDA形式は、Wigner)で実験値(3.16 Å)より1%程大き くなります。修正版W(pcc)擬ポテンシャルは、試作版として公開予定です。
試作版用のデータを作成、[公開]しました。。Wigner版と、von-Barth and Hedin版(BH版)の2つを用意。BH版の平衡格子定数は、3.158 Åで実験値より僅かに短くなります。

(12/27、2011)La擬ポテンシャル(TM版)を作成、[公開]しました。Laの擬ポテンシャルはまだ試作段階です。s、p、dのみ価電子とみなしました。f(空の4f)は価電子として扱っていません。La、Li、Os、Re擬ポテンシャル(各圧縮ファイル)共に”無保証”です。

(4/1、2011)筆者の所属名称が変更になりました。詳細は文末参照。住所の変更はありません。

(9/21、2010)Li擬ポテンシャル(TM版)を作成、[公開]しました。Li、Os、Re擬ポテンシャル(各圧縮ファイル)共に”無保証”です。

(3/9、2010)[NCPS2Kとは]ページ(特徴など)へリンク。助言、コメント等に深く感謝。
"unscreening"の意味。生の全ポテンシャル(←擬ポテンシャル)からクー ロン項(ハートリー項)と交換相関項を差し引いたもの(BHS論文の、2.16式 参照)。従ってunscreenedされた擬ポテンシャルにおいて、十分遠方でのポテ ンシャルの尾(tail)は、-Zv/rとなります。Zvは価電 子の電荷数(電子数)。これを実際のバンド計算プログラムに埋め込んで、電 子状態計算が遂行されます。但し、埋め込み先のバンド計算コード(プログラ ム)の内容(どういったことを計算するか、手法、条件、近似等)を関知出来 ません(それはバンド計算コード側の問題なので筆者にはどうも出来ない)。

(11/2、2009)阪大広瀬研で使用する実空間プログラムで、本デー タベースは使用されている(大変有難い)。関連資料 (149kb、www.dyn.ap.eng.osaka-u.ac.jp/CMD/上のPDFデータ)

(6/2、2009)擬ポテンシャルデータの配布方法について検討中。 CD-Rではなく、直接データ(←tar+gzip等で圧縮)をメイル等で送付すること を想定。

(10/29、2007)Re擬ポテンシャル(修正版)を作成、[公開]しました。Os、Re擬ポテンシャル(各修正版(*New PS))共に”無保証”です。

(10/26、2007)以前記した、”(7/5、2006)(前略)現 行のHg、Reの擬ポテンシャルは使用しないで下さい。”に関して、Reの擬ポテ ンシャルを再構築中です。近々に公開予定です。Hgの擬ポテンシャルにはまだ 問題があります。

(4/26、2007)ユーザー(利用者)のご要望による、いろいろな条 件(切断半径、LDA型、PCCの付加など)による擬ポテンシャルを作成、提供す ることが可能です。←何でも応えられるという訳ではないです。また、他のパッ ケージ用の擬ポテンシャルのデータ形式に変換することは、現時点では出 来ません

(11/29、2006)NCPS2KのCD-Rによる配布再開。

(11/28、2006)近々にNCPS2K配布用CD-Rの配布が再開出来る見通 しとなりました。大変長らくお待たせしたことを深くお詫びします。

(再掲載:10/30、2006)事情により、現時点(10/30、20 06)からおそらく本年11月一杯頃まで(8月→10月→11月に遅延しま す)、CD-Rの配布が行なえなくなります。CD-R配布希望(依頼)は受け付け致 しますが、実際の送付は本年11月以降になるとお考え下さい。何卒、よろし くお願いします。

(8/4、2006)s,pのみ非局所な擬ポテンシャルと、s,p,dが非局所な 擬ポテンシャルが混ざった系(化合物)の計算をする場合気を付けて下さい。 ポテンシャルデータ側ではなく、バンド計算を実行するプログラム側で注意を 払う必要があります。これは局所部分の取り扱い方が異なるためで、筆者の場 合局所ポテンシャル部分のデータの入力のさせ方に問題がありました(=全く のプログラム上の間違い)。

(7/5、2006)Osの擬ポテンシャルの問題(1/14、2005付) と同様の問題が、Hg、Reであることが判明しました。修正版を作成、テスト計 算+検証の後、新しい修正版に置き換える予定です。従って、現行のHg、Reの 擬ポテンシャルは使用しないで下さい。

(2/21、2006)再検討の結果、先の硫黄の擬ポテンシャル(TM版) は正しいことを確認。
(2/14、2006)新たに硫黄の擬ポテンシャル(TM版)を作成。 (再検証中)

(1/29、2006)新たに塩素の擬ポテンシャル(TM版)を作成。加 えて、水素からラドンまでの(4f、5fが絡む希土類、アクチノイド元素を 除く)各元素のバンド構造作成が終了(簡易周期表〔←古いバー ジョンのブラウザでは閲覧困難〕完成)する。

(11/18、2005)ユーザーへの応援、支援の言及

(4/11、2005)NCPS2K+用周期(png画像、 181 kB、bandstructure.jpへ)を更新。

(2/18、2005)Bの擬ポテンシャルにおいて、切断半径を1.25 a.u.、 LDA型は、von-Barth and Hedinとしたバージョンを作成。旧バージョン(切断 半径、1.75 a.u.、LDA型は、Wigner)との電子状態、格子構造などに関して、 計算結果の差はほとんど無いことをテスト計算で確認。

(1/14、2005)Osの擬ポテンシャルに問題があることが判明。修正 版を作成。テスト計算+検証の後、この新しい修正版に置き換えを行なう。修 正されたのはPCC版のみ。

(4/16、2003)NCPS2KからNCPS2K+へのバージョンアップを今年度 中(可能な限り今年中)に行なう予定(2003年中のバージョンアップは断 念、延期、1/28、2004←続行中、10/22、2004)。

(過去のお知らせへ)
(重要告知)先頭
現在NCPS2KのCD‐R(暫定版)を配布申し込み受け付け。申し込み[詳細]。

(注意)
NCPS95,97,2Kはデータです。コード、プログラムの類ではありません。
本CD‐Rに収録されているデータは、ノルム保存型擬ポテンシャルの数値 データが中心であり、完全動作する形でのバンド計算プログラム(コード)は 収録されていません(3/24、1999〜)。

【NCPS2K入手希望(郵送)】【先頭
NCPS2K、CD‐R入手希望メイルには、以下の事項を書いて電子メイ ルで送って下さい。
  1. 入手希望メイルを出した人の氏名またはCD‐R入手の担当責任者氏名
  2. 所属グループまたは研究室の名前
  3. これらの所属している会社、大学、国研等の名前
  4. 所属グループまたは研究室の住所と連絡先(郵便番号、電話、FAX、 E-mail);原則としてこれが送付先となります(郵送の場合)。
  5. 配布方法:現在郵送のみです。
  6. できれば研究内容(差障りのない範囲で結構です)
  7. NCPSを利用する上で、asseを利用しているか?。
  8. そのグループまたは研究室のウェブページはあるか
  9. ウェブページがある場合、場合により本ウェブサイト上のページ(主として日本バンド屋さんマップからリンクを張らせても らって良いか?
電子メイル送り先:kobayashi.kazuaki-@-nims.go.jp
【"-@-"は"@"として下さい。←変なメイル対策、6/13、2003】

CD‐Rの収録形式について 先頭

1996年度に購入したCD‐Rドライブ付きのPentium Proマシン、 GateWay2000のG6-200マルチメディアにより、CD‐R書き込み、配布が行な われています。

データ(ファイル)が元々UNIX上で作られているため、Jolietというマイク ロソフト独自の形式での記録となっています。この形式での記録は、 Windows95,98,ME,NT(ver 4.0以上),2000,XPでCD‐Rの内容を見ることが できます。WindowsNT3.51、MSDOS、MAC-OS,古いPC-UNIX,商用UNIX等では読み 込み、アクセス等は不可能です。
新しいバージョンのLinux(その他、最新のPC-UNIX系OS)では、このJoliet形式を認識できる可能性が高いです(但し、 自動インストール等には未対応)。

[CD‐R内容の説明](英語版のみ)
最新版は、若干改良を加え、Autorunに対応(Windows系OSで動作、Autorun させたくない場合は、CD‐R挿入時にshiftキーを同時に押してください) し、またCD‐RからPC上のハードディスクへ複写できるインストールファ イルを用意しました(現時点では日本語版のみ)。詳しくはAutorun起動時に 表示されるCD‐R利用の説明ファイル〔startj.txtか\ps\readmej.txt〕を 参照下さい。

配布したCD‐RにはWWW(筆者の個人ウェブページ)の古いデータと、 NCPS95(97)(2K)データとその 関連データが入っています。特に、擬ポテンシャルデータ作成のパラメーター はディレクトリ/ps/buff/WWW/Public_html/INFO/CD_R_dir.html を参照して下さい。各項目(ディレクトリ)毎に、擬ポテンシャル作成時の切 断半径などを指定する入力ファイルが開けます。PCC版は切断半径等の取り 方は、非PCC版と同じもののみ省略しています。
(4/27、1998)遷移金属のPCC版擬ポテンシャルの多くは、ゴー ストの問題がありました(現在、ほぼ解決)。

(重要注意)
最新のWWWデータに関しては、本ウェブサイトのものが、 最も正しいものとなっているので、常にこれを参照するようお願いします。
(注意)これまで配布されたCD‐Rに はラベルが貼ってあるものがあります。現在は、印刷に切り替わっています。 もしラベルが貼ってある場合(天候や湿度、気温などの影響)によっては一部 が剥がれてしまうことがあります。特にその状態で高速なCDドライブでアク セスしようとすると(CD‐R面の重心が不均衡になり)激しく振動が生じる 可能性があります。その場合は本CD‐Rの使用を止めるか、CDドライブを より低速で動かすようにして下さい。CD‐R面上のラベルの剥がれた部分を 丁寧かつ慎重に指で貼り直してみてもよいでしょう。
(10/19、1999)またノートパソコン用のCDドライブでは、ラベ ルを貼ったCD‐Rを挿入すると、ラベル紙の厚さのためCD‐R上面が擦れ てエラーが起こる場合があるらしいことが分かりました。このような場合は、 当該ノートパソコンでの本CD‐Rの使用を取り止め、他のノート以外のマシ ンでCD‐Rを取り扱うことを勧めます。
以上の作業等でCD‐RやCDドライブ、その他の機器が破損したり、何ら かの(ソフト的なものも含めて)損害が生じても、筆者及び物質・材料研究機 構(旧無機材研)は一切責任は負えません。ただCD‐Rの破損については連 絡頂ければ、新品を無償でお送りします(この時、破損したCD‐Rもこちら に送って下さい)。
(12/21、2000〜)現在、配布用は直接専用プリンターで印刷を行 なっています。従って、上記のようなラベル紙の問題は、今後配布するCD‐ Rでは生じません。
もし、初めて、この擬ポテンシャルデータを使用 してわからないことがある場合は、遠慮なく筆者に電子メイルで連絡して下さ い(くれぐれも電話での質問は御遠慮下さい)。 可能な限り対応します。場合によっては物質・材料研究機構に来て貰ってもか まいません(但し、事前の連絡が必要です〔アポ無し不可〕 )。むしろ来て貰った方が、手取り足取り教えられるので一番良い方 法なのですが、遠方の方には難しいと思いますし、筆者もこれに割ける時間は あまりあるとは言えません。ウェブページ上での説明が最新版なのでそれを参 照することも勧めます。


保守情報先頭

CD‐Rが破損していて、読み込みに失敗(メディアの不一致やOSの不適 合などは不可)した場合は、CD‐Rを交換します。問題のメディアをこちら に送って頂ければ、チェックの後新しいCD‐Rをお送りします。不良メディ アの送り先は本文の最後に示します。こちらへ送る郵送料等は、申し訳ありま せんが、そちらで御負担下さい。


尚、これから(これまで)配布したフロッピー、C D‐R、これから配布するCD‐Rは、全て無償 で配布されます(しました)。

過去の配布記録先頭

(1)1月9日(1997)に筑波大学で、”表面界面における並列計算研究 会”が開かれ、その時に(主な参加メンバーがバンド屋さんだったので)試作 品第一弾として、5枚のCDRを配布しました。これは名城大学(日本物理学 会)での正式版配布のための準備版としての意味があります。
(2)更に、1月30日、31日(1997)、東京のこまばエミナースで開 かれた、JRCATシンポジウムでCD‐R(1月30日版)を配布しました (今回は2枚)。
(3)本年(1997)春、名城大学で配布(日本物理学会年会)
(4)本年度末(1998年3月31日から4月2日)、春の年会(日大、東 邦大)で配布
(5)本年度末(1999年3月28日から3月31日)、春の年会(広島大) での配布を断念。
(6)上記以外に電子メイル等の申し込みにより、内外に随時配布中。

遷移金属に対するPCC(部分内殻補正)について

(3/24、1999)現在、既存の3d、4d、5d遷移金属擬ポテンシャ ルに関して、そのPCC版を作りました(CD‐R に収納)。PCC版はほとんど非PCC版と同じですが、交換相関項 に原子の内殻電子の効果が入ってくるため、完全に一致しません。
これまで、PCCを考慮した遷移金属の計算から、バルクに対しての格子定 数等はPCC版、非PCC版で差がある場合があります。一部のPCC考慮版 遷移金属擬ポテンシャルに、ゴーストバンドが存在することが判明(12/8、 1998、ほぼ修正作業は終了)。

追加された擬ポテンシャルデータについて【先頭

更新または追加されたデータは、F(新規),Cl,Br(更新)、 Au,Ir,Po,Pt,Ta,W(追加)、Bi,Cs,Hf,Hg,Os,Pb,Re,Tl(更に追加、3/25、 1997)、Al(TM型を更に追加、3/23、1998)です。
更に、PCCを考慮したNb,Os,Ta,Zrについてのデータを加えます(3/2 8、1998)。これは既にゴーストバンドを(少なくともフェルミ面よりずっ と上へ)取り去ったものです。(7/29、1998)5d遷移金属のPCC 版用のVcore用パラメーターを追加しました。
これらのデータに関して、擬ポテンシャルの局所ポテンシャル部分の説明が 不十分であることがわかりました。以下にこれらについて説明をしたいと思い ます。ClはBHSの形式で作られており、dポテンシャル部分を局所とし、動 径方向積分のために分割した場合の、Vcoreに相当する部分のパラメーターの 値はBHSのものをそのまま用いています。
F及びBrはTM形式で作り、Clと同じく、dポテンシャル部分を局所ポテン シャルとしました。BrのVcoreのパラメーターの値は、1.75,0.75.0.5です。F はBHSのものをそのまま用いています(ただdを局所としているので、 Vcore(r)部分のパラメーター設定にはそう大きな意味はありません。但し、本 データを利用する場合は、本データで使用しているパラメーターを使わないと 正しく動きません)。
新規に追加された、第6周期上の元素は全て、f以降を局所とみなし、V coreのみが局所ポテンシャルとなります。各原子に対応するVcoreのパラメー ターは以下のようになります。

(過去のお知らせ)先頭

(1/31、2003)1/23、2003での問題のまとめ:遷移金属 (+貴金属、一部その他)に関して検証した結果を以下に示します。
尚、”問題なし”とは、バンド構造に特に問題がなかったといだけで、その 他の物理量が正しく求まる保証は全くない。

(エネルギーカットオフ:25Ryで問題なし)
Rh, Sc, Ti, Zr, Hg, Y, Hf, Mo, Nb, Ag, V, Cd, Ru, Tc, Po, Ta, Ir, Au, Re, Pt, Pb(10 eV > Ef), Tl(10 eV > Ef), Ru, W, Os, He(?), Ne(?)

(エネルギーカットオフ:25Ryで問題あり)
Cu, Ni(49 Ry > ), Zn, Cr(Slightly), Co(49 Ry > ), Fe(49 Ry > ), Mn(Slightly), Pd(Slightly, Γ点), Bi(10 eV >, 5d)

(補足)”Slightly”は、バンド構造の問題がそう深刻でない意味。”10 eV > Ef”は、フェルミレベルより10 eV上の辺りのバンド構造に問題のあるも の。”49 Ry >”は、エネルギーカットオフが、49Ry程度なら、バンド 構造に問題ないもの。”(?)”は検証中。

(1/23、2003)NCPS2Kにおいて、3d遷移金属(4d、5dについて も事情は同様と思われます。3dは最も深いのでもっとも影響は大きいと思わ れます)の擬ポテンシャルでは、十分なエネルギーカットオフ(平面波基底の 数)を取らないと正しい結果(バンド構造、その他)を与えない可能性がある ことが判明しました。全てのものについて検証した訳ではないですが、銅(3 d貴金属)では25Ry程度のエネルギーカットオフでは、正しいバンド構造 を与えないことが判明しています。正しいバンド構造を得るためには、60〜 70Ry以上は必要と思われます(調査を継続中)。
本事項の発見に関しては、新井氏に深く感謝。
↑(1/24、2003)現在、検証中。Rh、Ti、Sc、Vを25Ry(fccま たはbcc構造、89または55k点)でテスト計算したが、銅で見られるよう なバンド構造の異常は見られなかった(比較的まっとうなバンド構造であった)。 ←特定の一部の擬ポテンシャルだけの問題の可能性あり(検証を続行中)。
Zn、Niに関しては、25Ryでは正しいバンド構造は得られなかった。Niは 49Ryではほぼまっとうなバンド構造を与える。Crは25Ryで若干バンド 構造に問題がある(銅、Zn、Niほどではないが、エネルギーカットオフはもっ と多く取る必要あり)。

(3/22、2002)今回、NCPS2K配布用CD-Rの配布はありません。

(12/17、2001)NCPS2K用自動インストーラーは、Windows XPでも 問題なく動作することを確認。改良版NCPS2Kは、次の学会(立命館大学、びわ こ・くさつキャンパス)で配布できるよう検討中(結局、断念)。

(5/3、2001)NCPS2K配布用CD‐R(郵送)準備は、遅れて います。現在、実現に向け鋭意努力中です。7月末頃(すみませんまた遅れま した。6/27、2001)には目処が立つものと思われます(実は、10/24、2001、現段階でも目処が立ってい ません。申し訳ないです)。郵送希望者(現在2名)には大変申し訳 ないですが、ご了承下さい。

(3/27、2001)NCPS2K配布用CD‐Rは、29pPSAの筆者ポス ター発表にて手渡し予約者に対し配布する予定。手渡し分の予約は既に締め切っ ています。

(3/8、2001)【重要なお知らせ】NCPS2K事前予約開始
NCPS2K配布用CD‐Rの配布は、3/29の筆者ポスター発表 (29pPSA、日本物理学会、中央大学)で行ないます(手渡し)。

(3/6、2001)【重要なお知らせ】NCPS2K事前予約開始
本日から致します。
まず、本年3月29日の日本物理学会年次大会(中央大学)の筆者ポスター 発表時(29pPSA)に配布(手渡し)を行ないます。この配布形式で、受け取り 希望で、受け取り可能な方は、以下の[要領] で筆者までお知らせ下さい(郵送希望の場合、配布は4月以降となります)。 尚、応用物理学会での配布予定は今のところありません。
【申し込み締切期限は、3月22日(木曜日)必着とします。】

(1/23、2001)NCPS2K【予告】
(1)今回新たに希ガス(He,Ne,Ar,Kr,Xe)を収録(予定)。
(2)Ba,At,Rn等も収録に向け準備中。
(3)可能な範囲で、擬波動関数(または擬電荷密度)を収録(予定)。
(4)その他、従来収録したものの中で改良したもの、条件を違えたものな どもいくつか収録予定。
(5)CD-Rは豪華カラー印刷版による配布。
(6)希土類金属は今回も見合わせ(間に合いませんでした)。

(12/21、2000)NCPS2Kは、当初の目論み通りの進行状況で はありませんが、着々と作成が進行しつつあります。来年春(つまり2000 年度)の物理学会年次大会(中央大学)には配布(事前希望者のみ)できる予 定。詳細はおってお知らせする予定。

(9/18、2000)今度の日本物理学会年次大会(新潟大学)では、N CPS2Kの配布は行ないません。

(5/26、2000)5/15の問題は、当該データを修正しました(勿 論、既に配布したCD‐R等にあるデータは修正されていません)。

(5/15、2000)配布した擬ポテンシャルのデータの一部に、問題が あることが判明しました。
それは、s、p、dが非局所となる場合、局所ポテンシャル部分は、BHS でのVcore(r)に相当する部分のみなので、d部分のポテンシャルは必要ありま せん。s、p、dが非局所となる場合、d部分に相当するポテンシャルはゼロ バイトポテンシャル(実体のないポテンシャル)として、配布したCD‐R上 に格納されています。問題点は、一部の元素で、このs、p、d非局所の場合 にも関わらず、dポテンシャル部分がゼロバイトデータではない場合が存在す ることです。本来、このdポテンシャルデータは不必要なデータで、間違って バンド計算で使用すると、正しいバンド計算は行なわれなくなる可能性があり ます。

この問題に抵触するデータは、以下のディレクトリ、/ps/ps_database5/、 及び、/ps/buff/以下の、

/ps/ps_database5:K,K_3p,Ca,Al_TM,Al_pcc_TM,Ga

/ps/buff/:Cs

です。当該元素のポテンシャルデータが格納されているディレクトリ上での、 dポテンシャルファイルは不必要なので、削除して下さい。

(3/3、2000)本年3月22日から始まる、日本物理学会春の分科会 (物性関連)、及び3月28日から始まる応用物理学会春の講演会いずれでも、 NCPS97、NCPS2K等の配布は行ないません。

(1/4、2000)NCPS2K計画始動。
(注意)NCPS2Kはまだ存在しません。

(11/17、1999)西暦2000年度中(2001年3月末まで)に NCPS97をバージョンアップする予定。名称は取り敢えず、NCPS2K (仮称)とする。

(11/9、1999)下の方でも注意がありますが、配布用CD‐Rはノ ルム保存型擬ポテンシャルデータ(数値データ)が収録内容の主体であり、完 成品としてのバンド計算プログラムは収録されていま せん

(10/20、1999)水素の擬ポテンシャル用入力パラメーターに間違いがありました。既に、当該ページは修正したものになっています。具体的には切断半径の値を間違っていました。

(10/1、1999)現在、Br、Pd、Ti、Znに関して、擬ポテンシャル作 成上、問題があることが判明しました。問題は局所ポテンシャル部分の扱いに ついてですが、これがこれらの擬ポテンシャルを使ったバンド計算自体に悪い 影響を与えるのかどうかは現在調査中です。

(3/3、2000)Tiに関しては、運用上ほぼ問題ないことを確認。

(9/16、1999)本年9月24日、岩手大学で開催される日本物理学 会(物性関連)ではNCPS97等の配布は行ないません。

(8/31、1999)第一回計算物質フォーラム研究会で、”擬ポテンシャ ルデータベースNCPS97について”で話をする予定です。
尚、秋の分科会(岩手)には参加予定ですが、NCPS98等の配布の予定 はありません。

(3/24、1999)NCPS98の配布は断念。
残念ながら、筆者多忙により、春の学会(広島大学)に向けてのNCPS9 8の作成、CR‐Rによる配布は行なわないことにしました。

(12/8、1998)ほぼ全ての遷移金属、貴金属(PCC考慮、非考慮) についてゴーストの存在をチェック、ゴーストを取り払うことに成功しました。 更に、改良した擬ポテンシャルが正しい格子定数などを与えるかテストを行な いました。行なった結果のページ(格 子定数が余り良くないものもあります)。

(9/1、1998)今のところ計算した遷移金属炭化物のバルク (TiC,ZrC,NbC,HfC,TaC,OsC)では、PCC考慮、非考慮いずれでも、平衡格 子定数は実験値と比べて1、2%以内に収まることが分かりました。但し、P CC考慮版の方が、より実験値に近い(更に精度が良い)ことが判明していま す。また、遷移金属炭化物表面の構造最適的においても、定性的な様子は変わ りませんが。定量的にはバルクを比べてより大きな違いが存在することが分かっ ています。これに関しては現在も継続してテスト中です。

(6/25、1999)Nb,Vに関してのバンド構造のサンプルです(PCC 非考慮版)。Nb[1][2],V[1][2](いずれもpngファイルで、サイズ は11〜14KB程度)

[注意 ]
ただ、完全に問題を払拭し切れた訳ではないので、PCC考慮版を利用する 計画のあるNCPS95、97、2Kユーザーは事前に以下までご連絡下さい。


破損CD‐Rの送り先 【先頭

〒305‐0044(7桁郵便番号)

茨城県つくば市並木1―1

物質・材料研究機構 理論計算科学ユニット ナノ計算材料科学グループ(並 木)

小林一昭、電子メイルアドレス: kobayashi.kazuaki-@-nims.go.jp
【"-@-"は"@"として下さい。←変なメイル対策、6/13、2003】
【重要告知】
尚、2001年4月1日をもって、旧ドメイン名、旧研究所名称などは無効 となりました。

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